IaaSクラウドサービスの機能試験において、定型化されていながら手動で行われていた業務を自動化。AWXとAnsibleを活用し、品質を担保しながら業務工数を平均53%削減した取り組みをご紹介します。
某総合通信事業社様のベアメタル開発案件のシステム開発部門ではIaaSクラウドサービスの提供において、サービスオーダ前に提供機能が正しく動作することを担保するための機能試験が実施されています。しかし、これらの試験の中には既に自動化されているものもありましたが、一方で定型化されているにもかかわらず手動で実施されている業務も存在していました。
これらの手動業務は、担当者の工数を大きく消費し、ヒューマンエラーの発生リスクや試験の人的工数の増大といった課題につながっていました。また、サービス提供にかかる総コストを押し上げ、リソースの最適活用を妨げる要因となっていました。
これらの状況からお客様より、現在は定型化されているが自動化できていない試験業務を洗い出し、自動化の導入によって品質担保とコスト(人的工数)の最小化(最適化)を図りたいとの要望を受け、サティスが解決のために支援させていただくことになりました。
定型化業務においては、試験自動化ツール(AWX:RedHat AAPのOSS版)を導入し、Ansible PlaybookとAWX Workflowを活用して方式設計の初期段階から開発プロセス、リリースに至るまでの一連の流れを一貫して構築し、改善を実施しました。さらに、従来は定型化されていなかった業務についても体系的に分析・定型化を進め、自動化技術の導入による業務効率化を実現しました。
これらの取り組みにより、業務プロセス全体の最適化と大幅な生産性向上を達成しました。
定型化業務の自動化により、業務工数を平均53%削減することに成功しました。具体的には、最大ケースとしては、71人/日から33人/日へと38人/日の削減を達成し、最小ケースとしては7.1人/日から3.3人/日へと3.8人/日の削減を実現しました。全体平均では、従来25人/日かかっていた業務が自動化後には11人/日となり、14人/日の工数削減効果が得られました。
【サティス株式会社】
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